北村

受講生の声:北村 有紀子

2012年11月の予防医療セラピストコース、2013年1月のプロフェッショナルデンタルケアマスターコース終了、その後プロフェッショナルコースを引き続き受講中。
北村有紀子さん(東京都在住)

★セミナーを受講して

我が家の愛犬は嫌いな事をされると噛みついて嫌がります。
嫌いな事の一つが歯磨きです。
習慣にしなければならないのは分かっていましたが、なかなか出来ず歯石はビッシリとついていました。

口の中に手を入れるのはおろか、口元を触ると怒るのでセミナーを受けるまで犬の歯が何本あるかなど数えた事もありませんでした。
セミナーでは歯の構造や、本数、歯の名前や、歯石のつきやすい歯があること、そして何より歯石をそのままにしておくと様々な病気を引き起こす原因になり時には「死」に至ることも・・・など学ぶことが出来ました。

実技講習では、まずジャガイモを使ってスケーラーの使い方の練習をし、その後、実際に愛犬の歯で歯石を取る練習をしました。
実際にやってみると、ジャガイモの様にジッとしていてはくれない為、なかなか思うように歯石を取る事が出来ませんでしたが、両側の犬歯の歯石を上手く取れた時にはとても感激しました。
真っ白になった愛犬の歯を見て、1日も早く全ての歯を真っ白にしてあげたいと強く思いました。
口を触られることを異常に嫌がる愛犬でしたが、実技の間は不思議といつも程の嫌がり方をしませんでした。
とは言え、講習を受けているワンちゃん達の中では1、2を争うほどの暴れ方でしたけれど・・・
これから練習を重ね、歯石に悩むワンちゃん達を綺麗にしてあげて行きたいです。

★インターン実習を体験して

初めてのインターン実習を体験をして、「百聞は一見に如かず」という事を痛感しました。
現場での実践をみる事により、手順はもちろん、スケーラーの使い方や力加減までもが分かりやすく理解出来ました。
見て学んだ事をすぐに実践してみたくなった私は早く家に帰り愛犬の歯石取りをしたくてウズウズした程でした。

当日は、色々な犬種、性格のワンちゃんが集まりました。
歯石のつき方もそれぞれで、左右で歯石のつき方が違う子や、粘りのある歯石の子、色も黒に近い子から薄い黄色まで。
厚さも様々で、貝のように層になっている歯石もありました。
綺麗に歯石を取り、飼い主さんにお迎えにいらして頂いた時、皆様「良かった」と言って下さるのが本当に嬉しかったです。
「歯石を取るためだけに麻酔をかけるのは心配で」とおっしゃる飼い主さんの気持ちが痛いくらい分かるので、負担が少なく歯石が取れるこの技術を早くマスターして沢山のワンちゃんと飼い主さんを安心させてあげたいと思いました。
痛さもない為、歯石を取っている間に寝てしまうワンちゃんがいると聞いたことがありましたが、その日本当に居ました。
飼い主さんのカウンセリングで「全く口を触らせて貰えない子で歯石がどのくらいついているのかさえ見た事がない」とおっしゃるワンちゃんでした。
しかし実際は歯石を取っている間、全く嫌がる事もなく、最後にはスヤスヤと寝ている姿を見て臆病なワンちゃんでさえ安心して出来る無麻酔歯石取りの凄さを目の当たりにして「麻酔なんて必要がない子が沢山いるのだ」と実感しました。
ワンちゃんの為にも、飼い主さんの為にも無麻酔で歯石が取れることは負担が少なくとても良いことだと思いました。

家に帰り、早速実技の実践をしてみました。
現場を見たおかげで、実技セミナーの時よりしっかり歯石を取る事が出来きました。